イヤなわけではない! 猫がなでられた場所をなめる「本当の理由」を獣医師が解説
愛猫がなでられた場所をなめることはありませんか? 気になるこの行動には、どのような意味があるのでしょうか。今回は、猫がなでられた場所をなめる理由などについて、ねこのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生に教えていただきました。 【写真】「イケニャン!?は、清潔にしなきゃね!!」と言わんばかりに毛づくろいするサイベリアン
猫がなでられた場所をなめる理由とは?
――猫がなでられた場所をなめる理由を教えてください。 原先生: 「猫がなでられた場所をなめるのは、乱れた毛並みを整えたり、飼い主さんのニオイと自分のニオイを混ぜたりするためだといわれています。ですから、基本的には問題のない行動といえるでしょう」 ――では、猫がなでられた場所をなめる際、飼い主さんはどのように対応すればよいのでしょうか。 原先生: 「ほとんどの場合、愛情表現のひとつとして受け止め、やさしく見守ってあげるのがよいでしょう。ただし、過度になめる場合は、皮膚の問題やストレスの可能性があるので、動物病院で相談するようにしてください」 ――最後に、猫がなでられた場所をなめているときの注意点があれば教えてください。 原先生: 「猫がなでられた場所をなめているときは、猫が落ち着きたいタイミングのこともあります。そのようなときに長時間なで続けると、猫がストレスを感じる場合もあるので、避けるようにしましょう」 猫がなでられた場所をなめている姿を見ると、「もしかしてイヤだった?」と思う飼い主さんもいるかもしれませんが、ほとんどの場合、そういった意味合いは含まれていないようです。愛猫がなでられた場所をなめているときは、そっと見守ってあげるように心がけ、何か気になる点がある場合はかかりつけ医に相談してみるとよいでしょう。 (監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・原駿太朗先生) 取材・文/長谷部サチ ※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。 ※記事と写真に関連性がない場合もあります。 ※記事の内容は2024年9月時点の情報です。
ねこのきもちWeb編集室