釣りガール三浦愛の愛LOVEフィッシング…年末総集編!今年の「ベストフィッシング」トップ3を紹介します
今年も沢山、釣りに行きました。多くの釣り船さんらにお世話になって、県内の魚場を巡らせていただきました。豊漁で盛り上がる日もあれば、日がな一日、ただ釣り糸をたらしていただけの日もありました。今回は2024年最後の紙面登場なので、総集編として、印象に残った三浦愛の「ベストフィッシング」トップ3を発表します! **** 今年も釣り三昧の一年で、思い出に残るシーンばかりでした。その中でも、弟が釣り上げた72センチのヒラメはびっくりするほどの大物で、今年の3位にしました。平年より気温が高い11月の御前崎沖。弟と福田港海豊丸さんで、道楽釣りに行った時でした。道楽釣りとは、まずアジを釣り、アジが針に付いたまま海底に落とし、そのアジを食わせるという釣り方です。オモリが仕掛けの一番下に付いており、複数の針が幹糸に取り付けてあるので縦釣りともいいます。 弟は道楽釣り初挑戦。アジが針に食いつくとサオ先が小気味よく震えます。その後近くに魚食魚がいるとアジが暴れます。これを『前アタリ』と呼び、アジに魚食魚が食いつくとサオが大きく曲がり、暴れます。この日は15種類の魚が釣れ、中でも弟が釣り上げた72センチのヒラメには驚きでした! 海にはまだ釣り上げたことのない大物がたくさん潜んでいるのでしょうね。姉の威厳は…保てませんでした(笑)。 2位は極寒の駿河湾で釣り上げたサワラです。今年2月に、御前崎港輝風丸で挑戦したサワラキャスティング。ひたすらルアーを投げては高速で巻き取るという釣り方で、ルアーは巻くと本物の魚のように泳ぎますが、リールを巻かずに止めすぎたりすると、サワラが違和感を覚えてルアーを見切ります。 神出鬼没のサワラは駿河湾では年により釣れる釣れないか、両極端と言われています。キャスティングでサワラを狙いに行けるということ自体もなかなかありませんでした。 そんな中訪れたチャンス! 1回目はルアーに掛けましたが、掛かり所が悪くルアーごと切られてしまいました。色々な巻き方を試して、何度目かでやっと食らいついてきました! 1回目に切られたことが脳をよぎり、緊張しながらリールを巻きました。こんなにドキドキしたのは久しぶり(笑)。無事にサワラをゲットし、その日はぐっすりと眠れました。切られた日の夜は、夢に出てくるくらいでしたからね(笑)。 今年のナンバーワンは、私の誕生日に家族で船を出して釣ったタチウオです。晴天の海上で少し汗ばむ5月。遠州灘のタチウオは、平均指4本ととても良いサイズです! 潮が速いのでジグで釣る際は250グラムとなかなかに重たい。電動リールがあると助かります。 この日の操船は義父。結婚して私たち夫婦は、去年からこちらに半分移住し、浜名湖に行く機会が増えました。魚種の豊富さに驚きます。駿河湾ほどの深さはないですが、遠州灘に出ればタチウオ、アマダイ、ブリ。沖に走ったらカツオやシイラ。浜名湖湾内ではマゴチやクロダイ、ハゼなども楽しめます。釣りを通じて仲間や家族が増えたので誰かが言ってた『一生幸せになりたければ、釣りを覚えなさい』はまんざら冗談ではなさそうです! 今年も1年ありがとうございました! 皆様の来年の釣りライフも安全に楽しくなるようにお祈りします! 良いお年をお迎えください。 タチウオの蒲焼き丼 ▽材料 タチウオ指4本2尾、薄力粉大さじ1、油大さじ2、しょう油大さじ4、酒大さじ4、みりん大さじ2、砂糖大さじ4、ご飯(食べるだけ) ▽作り方 〈1〉タチウオは三枚おろしにして6センチほどの幅に切り分ける。 〈2〉キッチンペーパーを敷いてタチウオを並べ、塩を振り冷凍庫で15分休ませる。 〈3〉さっと水で流しキッチンペーパーで水気をしっかり拭き取る。 〈4〉タチウオに薄力粉をまぶす。 〈5〉油を熱しタチウオを焼く。狐色になったら一度フライパンからあげる。 〈6〉フライパンの油を拭き取り、しょう油、酒、みりん、砂糖を熱する。 〈7〉沸騰してきたらタチウオをフライパンに戻す。 〈8〉タレにトロミがつきタチウオに絡んだら完成。 〈9〉ご飯にタレをかけ、タチウオを乗せる。お好みでサンショと三つ葉をどうぞ。
報知新聞社