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（ブルームバーグ）： 米メディア大手パラマウント・グローバルのシャリー・レッドストーン会長は、映画プロデューサー、デービッド・エリソン氏のスカイダンス・メディアと進めていた合併交渉の打ち切りを決めた。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

パラマウントの株価はこのニュースで約８％下げた。

パラマウントは11日、エリソン氏が提案した複雑な合意案を特別取締役会で討議。この案ではレッドストーン一族が保有する過半数株式を22億5000万ドル（約3500億円）で手放すことになっていた。パラマウントは映画のパラマウント・ピクチャーズやテレビ局のＣＢＳ、音楽専門ケーブル局のＭＴＶを傘下に抱える。

しかし筆頭独立取締役のチャールズ・フィリップス氏がこの案に反対し、レッドストーン氏も結局提案を取り下げたと、関係者らは述べた。同氏は今後、議決権付き株式の77％を保有する持ち株会社ナショナル・アミューズメントの売却に焦点を絞る可能性が高いと、関係者らは非公開情報であることを理由に匿名で述べた。

交渉決裂については米紙ウォールストリート・ジャーナル（ＷＳＪ）が先に報じていた。パラマウントとスカイダンスの代表はコメントの要請に返信していない。

原題：Redstone Ends Discussions With Skydance Media Over Merger（抜粋）

--取材協力：Hannah Miller.

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