名駅にコーヒースタンド 全国のコーヒー好きターゲット、セミナー開催も
スペシャルティコーヒーを提供するカフェを展開する「IMOM(イムオム) COFFEE」(名古屋市)の新営業拠点「IMOM COFFEE Nagoya Sta.」(名古屋市名駅2)が11月1日、オープンした。(名駅経済新聞) 【写真】シングルオリジンコーヒーは豆のほか、ドリッパーや抽出器具も選べる 長久手市にロースターカフェを構え、自家焙煎(ばいせん)のスペシャルティコーヒーなどを提供するカフェを名古屋市内で展開する同社。同拠点には、コーヒースタンドを設けて一般客向けにコーヒーなどを提供する。店舗面積は16平方メートル。4人程度を収容できる立ち飲みスペースを設ける。取締役として同拠点の立ち上げに当たった若山純さんは「全国からコーヒー好きが集まりやすい名駅エリアに出店したかった」と話す。 提供するシングルオリジンコーヒーは豆を選べるようにしたほか「バリスタの特色が出やすく、ドリッパーの種類でも味が異なる」(若山さん)という「ドリップコーヒー」と、「凝縮した風味を抽出できる」(同)という空気圧で抽出する「エアロドリップ」を用意して抽出器具も選んで注文できるようにした。エスプレッソ、アメリカーノ、カフェラテも用意。価格は豆の種類により異なる。「豆や抽出器具を選んでもらうことでお客さまとバリスタのコミュニケーションを増やすのが狙い」と若山さん。 併せて、抹茶ラテ、紅茶、自家製ジンジャーエールなどのドリンクや、チョコレートケーキ、フォカッチャサンドなどのフードも提供する。近隣にある企業などへのインタビューによりキャッチした「手土産を買える場所が近くにほしい」というニーズを受け、コーヒーのドリップバッグと焼き菓子のセット商品(1,500円~3,000円程度)も用意する。 同拠点では、同社のバリスタが講師を務めセミナーも開催する。趣味として楽しむ人に向けた一般セミナーと、店の開業を目指す人の開業セミナーを用意。一般セミナーでは、ドリップコーヒーのいれ方や、ラテアート、コーヒーの味の表現を学ぶ講座などを設ける。受講料は1講座当たり4,000円~6,000円。開業セミナーはマンツーマンで、歴史をはじめとしたコーヒーの総合的な内容を学んでもらうほか、実地研修を採り入れる。全18回で受講料は24万8,000円。 セミナーは錦二丁目にある店舗でも営業終了後の夜に開講しているが、同拠点では午前中にも枠を設けた。「夜や週末に受講するワーカーが多いが、午前中に開講枠を設けることで、例えば小さい子どもがいて夜の受講が難しい人でも受講しやすくした」と若山さん。「セミナーを通して知識を提供し、頑張る人を応援したい」と話す。 コーヒースタンドの営業時間は12時~18時。
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