日本冶金工業、2月中に川崎の70トン電炉再稼働へ
日本冶金工業は5日、川崎製造所の70トン高効率電気炉(E炉)で昨年12月25日午前1時20分頃に発生した溶鋼漏れについて、復旧見通しなどを公表した。E炉は2月中に操業再開する見込みで、それまでの間は既存炉での操業に切り替え、対応している。発生原因については、炉床耐火物が大きく損耗していることを確認しており、損耗が許容量を超えたと推定される。E炉操業再開後も慎重に再発防止に取り組みながら、当面は既存炉を併用する予定。 販売面では既存炉による操業により生産・供給量を確保しており、影響は最小限に留まる見込み。設備復旧費用は一定の前提に基づき試算しており、業績への影響は軽微とみられる。