VCARBメキエス代表「ユウキの2ストップはうまくいかなかった」角田裕毅は11番手スタートもP17フィニッシュ、戦略失敗を悔やむ|F1
ビザ・キャッシュアップRBのチーム代表ローラン・メキエス氏が、オランダGP終了後にコメントを発している。 【動画】ランド・ノリスがオランダGPで今季2勝目!ポールトゥウィン&最終周にはファステストラップの完勝 2024年のF1はサマーブレイク明けとなり、第15戦オランダGPを迎えた。VCARBの角田裕毅は予選13番手だったが、アレクサンダー・アルボンとルイス・ハミルトンのグリッド降格により、11番手からのレーススタートとなる。 決勝ではソフトでの第1スティントを選ぶも、オープニングラップ~2周目で2つポジションを落とし、そこからは先手を取る形でピットインするも、レースペースに伸び悩んだうえ、レース後半には直線区間で速さを示すウィリアムズ/ローガン・サージェントの後ろでフタをされ続けるという状態になり、P17という結果に終わった。
角田の2ストップ作戦は完全に裏目に出る形となったが、メキエス代表は「シーズン後半の初戦、もっと良いパフォーマンスを示してスタートを切りたかった」と悔恨の言葉を口にした。チーム公式メディアがその言葉を伝えている。 「予選以降、我々は最も近いライバルたちと比べても、パフォーマンスが足りないことが明白となった」 「相対的なパフォーマンスをわずか10分の1程度落とすだけで、トップ10で戦えるかどうかが決まる。レースではポジションを上げるためにいくつかのことを試し、ユウキについては2ストップのストラテジーにするというリスクを冒したが、明らかにうまくいかなかった。結果としてレースのほとんどでトラフィックに巻き込まれてしまったね」 一方で多くのライバル勢と同様に、1ストップ作戦で正攻法のレースを行ったVCARBダニエル・リカルドは、13番グリッドから12位という結果となった。入賞圏内には届かなかったものの、クリーンエアかつ安定したラップペースで周回を重ねたこともあり、2ストップの角田よりも50秒以上前方でフィニッシュすることができた。そのリカルドについてメキエス氏はこう言及している。 「ダニエルはレース中、ずっとアストンマーティンを追いかけ続けた。力強く安定したレースをしていたが、今回はポイント獲得には至らなかった」 「私たちVCARBにとって、スムーズな週末ではなかった。だが今回のレースはチームとして確実に学び、さらに強くなって戻ってきたい」