水原希子さんと考える【セルフプレジャー】。心身へのメリットなど、泌尿器科医とのトークショーをレポート!
女性視点で作られたセルフプレジャーアイテムを提案するirohaが10周年を迎えました。それを祝して、アンバサダーを務める水原希子さんと泌尿器科医の二宮典子先生によるトークショーが開催。セルフプレジャーにまつわるトークには、私たちをエンパワメントしてくれる言葉や、知っておきたい情報がたくさん! セルフプレジャーがわたしたちにもたらすもの、開発秘話など、水原さんと二宮先生の声をお届けします。 【写真】irohaのアンバサダーの水原希子さん
セルフプレジャーは、自分を深く知り、向き合うこと
自分の肌タイプやスキントーン、骨格に関心を持つ人が増えてた昨今。果たして身体についてはどうだろう? 自分の身体の一部であるデリケートゾーンは、見ようとしなければ見えない場所であることや、“恥ずかしい”という気持ちも相まって、しっかり見たことがない人も多いそう。けれど、身体と向き合う、さらには「こういうときに、こんな気持ちになるんだ」と知ることは、自分自身への理解を深めることにもつながっています。 「セルフプレジャーを通して身体と向き合うことで、自分自身のことをポジティブに捉えられるきっかけにもなると思っています。以前、自分のデリケートゾーンを一度も見たことがない、という若い人に会ったことがあって。『抵抗感がありすぎて、気持ち悪く感じて見られない』と聞くと残念だなと思うと同時に、ハードルを高く感じるのも理解できるんです。そういったハードルを下げるためにも、正しい情報とコミュニケーションを取れる場を増やしていくことが大切ですよね」(水原さん) 「デリケートゾーンを好きになれなくたっていい。けれど、自分から切り離したものとして捉えてはほしくないと思っています。デリケートゾーンは、形も気持ちいいと感じるところも一人ひとり違うもの。ちょっとずつ自分の身体に慣れて、受け入れられていくと良いですね」(二宮先生) そして自分の身体への理解を深めるために欠かせない、オーガズム。そもそもオーガズムは、身体と脳がリンクすることで感じられるもの。だからただ触れたら良いということではなく、「どんなステップで、どんな触れ方をしたら気持ち良いか」自分の気持ちの変化を理解することが重要。 「オーガズムを感じるためには、集中することが必要。シチュエーションがちゃんとあって、なんとなく触れているうちに気持ちが盛り上がって、身体の準備ができてきたら、脳もついてきて集中できるようになるもの。また、性交渉でオーガズムを感じるには、下積み、練習が大事。セルフプレジャーで自分と向き合い、その段階を知っておくと相手がいるときにも役立つんです」(二宮先生)