ホーバス監督、パリ五輪代表選考基準は「シュート力とリバウンド」/バスケ
バスケットボール男子日本代表は11日、東京都内で8強進出を目標とするパリ五輪へ向けた合宿練習を公開。トム・ホーバス監督は直前の渡欧時に14人程度まで絞る考えを明かした。 五輪のベンチ入りは12人。合宿には現在、24人が参加している。まず6月22~23日の国際強化試合・オーストラリア戦(札幌市・北海きたえーる)までに16~18人程度に絞ったうえで、札幌の試合を選考の機会とする。 「オーストラリアは結構若いメンバーが来る。トライアウト(選手選考)もするけど、日本のみんなの前で勝ちたい。それが(進歩の)次のステップ」と指揮官。 7月5、7日の国際強化試合・韓国戦(有明アリーナ)を最終選考の場とし、同月中旬に欧州へ出発する。この際には、けがなどに備えて14人を連れていくという。「札幌の後にはNBA陣(渡辺雄太、八村塁)も入るので、その枠も必要」と、参加を前提とした構想を話した。 W杯の反省から、リバウンド力とシュート力を選考の基準と指摘。「W杯では、いつも通りリバウンドが課題だった。シュート力も、3点シュートの確率が31%だったが、これでは絶対に足りない。確率が上がらないとドイツには勝てない」とした。 五輪の1次リーグでは昨年のW杯を制したドイツ、地元のフランス、そして最終予選を勝ち抜いたチームと対戦する。