大屋根リングを間近に 万博会場で見学ツアー
日本国際博覧会協会(万博協会)などは30日、2025年大阪・関西万博の会場となる人工島「夢洲」(大阪市)で、シンボルとして建設中の「大屋根リング」の一般向け見学ツアーを実施した。 【写真】大阪・関西万博工事見学ツアーの参加者を出迎える自見英子万博担当相と大阪府の吉村洋文知事 参加者はバスから会場内を見学した後、リングに登り、説明を受けた。 リングは1周約2キロ、高さ最大20メートルで、完成すれば世界最大級の木造建築物となる。参加した大阪府八尾市の大学生、木村侑平さん(18)は「すごい規模感で、実際の万博がとても楽しみになった」と語った。 リングの建設費は344億円。「無駄遣い」との批判もあるが、自見英子万博担当相は、記者団に「多くの方々にリングを体感していただいた意義は本当に大きかった。建築の技術を間近で見てもらうのは重要だ」と述べた。