全国を目指す熾烈な戦いに挑む11チーム出揃う!関東地区は白熱の予選会がいよいよ開幕!<田中裕毅の”準硬ドットコム”第18回>
ノーノー達成右腕など逸材集まる神奈川、新関東、北関東連盟の強豪たち
神奈川連盟からは神奈川大と関東学院大の2チームが出場する。 特に神奈川大は、関東大会でもベスト4に入った勢いそのままに、リーグ戦でも優勝を手にした。 下級生から投手陣の中心にいた近野歩飛が、チーム最多4試合に先発登板を果たして優勝に貢献した。他にも、リーグ戦で16回投じるなど、近野とともに投手陣を支えた及川静哉を筆頭にリーグ戦でも活躍を見せたいところ。 2位で予選会に出場する関東学院大は、投手陣では5試合に先発登板した山口将吾、野手陣はOPS1.083の飯田陸翔、OPS1.005湯地 俊真の2人などが軸になって活躍した。 新関東連盟からは日本大三崎町と創価大の2チームが予選会に出場する。 特に日本大三崎町は、リーグ戦無敗で優勝を手にした。エース・佐藤和輝がノーヒットノーランを成し遂げるなど、7試合に登板して防御率0.20と圧巻の投球を見せた。一発勝負の予選会でも、同様の投球を見せるか。 創価大はリーグ最多安打、最多打点を記録した崎坂 俊介の活躍がリーグ戦で光った。3月の関東大会ではシード校として出場したものの、法政大の前に敗れた。リベンジマッチが実現するか。 北関東連盟からは群馬大荒牧と高崎健康福祉大の2校が出場する。 優勝した群馬大荒牧は、西地区2位から準決勝・優勝決定トーナメントを勝ち切って優勝を手にした。この勢いを予選会まで維持できるか。対して高崎健康福祉大は、西地区では強さを見せたが、準決勝・優勝決定トーナメントであと一歩力が及ばなかった。近年、予選会に出場するものの、全国の切符を逃し続け、悔しい思いをし続けている。悲願の全国へ道を切り開くことができるか。 全日大会には5チーム、清瀬杯には4チームに出場権がある関東地区。予選会に出場する11チームの中で、全国への扉を開くのはどのチームなのか。
取材・文/田中 裕毅(準硬式野球評論家) 小学3年生から中学生までは軟式野球。高校での3年間は硬式野球をプレー。最後の夏は控え捕手でベンチ入りを果たす。 大学から準硬式野球で3年間プレー。大学2年、3年生のとき、チームは清瀬杯大会に出場し、自身はベンチ入り。さらに3年生の1年はチームの主務として、選手登録やリーグ戦運営に携わる。特に春季リーグはリーグ委員長として、試合日程の調整をはじめとした責任者を任される。