横浜緑ボーイズ、昨年決勝で敗れた都筑中央にリベンジ 直前に捕手から転向の平泉が好投 一丸で白星!!…選手権予選
◆メルビック杯争奪 第55回日本少年野球選手権大会 神奈川県支部予選 ▽1回戦 横浜緑ボーイズ4―0都筑中央ボーイズ(5月25日、俣野公園・横浜薬大スタジアム) 第55回選手権大会(8月2~7日、大阪シティ信用金庫スタジアムほか)の支部予選が各地で行われた。神奈川では1回戦で昨夏の代表決定戦の再戦が実現。横浜緑ボーイズが2年連続出場中の都筑中央ボーイズを撃破した。 ※ ※ ※ 勝利の瞬間、笑顔がはじけた。横浜緑が3年連続出場を目指した都筑中央を打ち破った。 初回に先頭・佐々木が左中間二塁打、大澤がバント安打で続き無死一、三塁で青木の二ゴロで電光石火の先制を決めた。「絶対に塁に出てやると、真っすぐにしぼっていました」と佐々木。青木も「何とか転がして…」と好投手・東村から1点をもぎ取った。 勝利への執念はナインに伝播(でんぱ)する。2回2死満塁のピンチでは右翼線へのライナーを右翼手・土屋がダイビングキャッチ。「(一歩目は)判断ミスしたけれどグラブに入ってくれた」とスーパープレーで切り抜けると、先発・平泉は5回まで無失点と好投を続けた。 平泉は昨年は正捕手。3週間前に投手に転向した。「気持ちの強さを買って」と新井塁監督(46)が決断したが、平泉は通告前から「自分がやるしかない」と自主練習で準備していた。以心伝心で、大一番で力投した。 昨夏は都筑中央に代表決定戦で敗れ、号泣する先輩の姿を間近で見ていた。平泉は6回から土屋にマウンドを譲ると右翼から大声で激励し続けた。 強打の相手を完封し宿願を果たし笑顔のナインとは対照的に平泉は泣いていた。「正直格上の相手だと思った」色んな思いがこみ上げていた。2回戦は春の王者・横浜泉中央。横浜緑の熱い戦いはまだまだ続く。
報知新聞社