「1つの場所から9匹も!?」「このワームやばすぎだろ」とんでもないプロトルアー!
佐々木勝也さんのウィークリーレポート。今回は増水の霞ヶ浦の近況と、大雨の三島湖釣行の様子をお届け。『良くない雨』ながらもかなり釣れており、その釣果の原動力になったのが今製作中のプロトワーム…。発売が待ち遠しい! 【画像】「1つの場所から9匹も」釣れすぎ! 写真ギャラリー
増水パワーはあまり感じなかった…そのワケは?
まずは今週の霞ヶ浦の状況! 台風の影響を受けた大雨の影響で水位に関してはMAX1.4mくらいまで増水しました。これがどのくらいの増水かと言うと、本湖の護岸がヒタヒタになるくらいの水位で、その後常陸利根川の水門を1日2回ずつ開けているので、水位が下がり、原稿を書いている土曜日現在だと1.10mくらいまで一気に低下しています。このペースだと週明けの月曜日には普通に平水に戻っていますね(笑)。 ちなみに今回の増水、気になる増水パワーはあったのか?というと、結論から言うと無かったが答えになります。もちろん局地的に水が良い場所があったりするので、そういった場所で一時的に釣れたりすることはあっても基本は、「良くない増水」だったと思います。増水中の釣れた釣りとしては、本湖に関してはこの釣り。 ちょっと水が良い場所を攻めると一撃!みたいな感じでしたが、サイズは選べずな感じで500~600gくらいの魚が多かったです。流入河川の水が良い場所に関しては、プロトのネコストロングのノーシンカー! 護岸際についているバスがうっすら見えたので、スキッピングで壁ドン(ネコストロングを壁にぶつける)で一撃ヒットでした。一部、水が綺麗になっている流入河川もあったため、そういった場所はやはり状況的には良かったです。『増水すると釣れる!』と良く言われるカスミですが、今回は何故増水したのに良くなかったのか?それはやはり「稲渋」が原因でしょう。 今回はすでに稲刈りが始まっており、大雨で稲渋が大量に流入してしまい、稲渋特有の水の色(黒茶っぽい濁り方)の場所が多く見られました。稲渋は酸欠を引き起こすとも言われているので、その影響かハクレンの死体はかなり多く見かけましたね(大きい魚ほど必要な酸素量が多いためかなと思います)。 そのため、バスに限らずいろんな魚種のテンションが低下してしまうような増水だったため、今回増水パワーが無かった、というのが今回の増水です。常陸利根川の水門を開けて、ガンガン水を流しているので、稲渋混じりの水がしっかりと流されてしまったあとの方がきっと反応は良くなるのではと思います!