体重管理のためにも積極的に摂取したい! 食物繊維が豊富な食品 10選
食物繊維が必要なのはなぜ?
医学雑誌『ランセット』に発表された研究いわく、毎日少なくとも25gの食物繊維を摂取することで、驚くべき健康メリットが得られるという。また食物繊維の摂取量が8g増えるごとに、心臓病、2型糖尿病、あらゆる原因による死亡リスクが最大27%減少し、脳卒中や乳がんの予防力も強化される。 毎日、25~29gの食物繊維を摂取すれば “十分” ではあるけれど、データによると、食物繊維の多い食品を積極的に摂取することで病気の予防につながるのだそう。 ちなみにイギリス人は1日30gの食物繊維を摂取するよう推奨されているけれど、この目標を達成しているのは成人のわずか9%だけ。もし十分な量を摂取できていないのなら、食物繊維を増やすべき6つの理由を読んでみて。 ・腸の健康を守る 食物繊維の多い食品を定期的に摂取すると、腸がんを含む特定の胃腸がんの予防になる。逆に食物繊維の少ない食事だと、痔や憩室症の発症リスクが高まるという。 ・腸の働きを正常に保つ 食物繊維によってかさが増え柔らかくなった便は、スムーズに消化管内を通過できるので、便秘になる可能性が減る。ゆるくて水っぽい便のときも、食物繊維を摂取すると、水分を吸収して便のかさが増える。 ・心臓の健康をサポートする 水溶性食物繊維は、LDL(悪玉)コレステロールを低下させることが研究で分かっている。より一般的には、食物繊維の多い食品を摂取すると、「血中コレステロール値と血圧が改善して、心臓病のリスクが低下するだけでなく、健康的な体重の維持に役立ちます」とケシュワラさんは語る。 ・血糖値を安定させる ケシュワラさんいわく、食物繊維は糖質が血流に吸収される速度を緩やかにしてくれるという。「これにより、血糖値が急激に上昇するのを防げるうえ、より長く満腹感を感じることができます」とも。血糖値が急激に上昇し、そのあと急激に下降すると、空腹感や無気力感を感じることがある。 ・健康的な体重維持に役立つ 食物繊維の多い食品はまた、ボリュームがあって、低カロリー、低糖、低脂肪なものが多い。「食物繊維は消化しにくいため、食べたあとに満腹になります。血糖値が急上昇したり、カロリーを追加することなしに、空腹を満たすことができるのです」とケシュワラさん。 ・体にいい栄養素が含まれている ラズベリーに含まれるビタミンCからビーツに含まれる硝酸塩まで、食物繊維の多い食品には、健康に良い化合物がたくさん含まれている。「食物繊維が豊富な食品は、栄養が豊富な場合が多く、私たちの健康に有益な各種ビタミンや抗酸化物質を、たくさん含んでいます」とケシュワラさん。