心身ともに追い込まれて倒れる森川葵“篠谷”…生徒に真っすぐ向き合う姿に「疲れた大人にも響いちゃう」と反響<放課後カルテ>
松下洸平主演のドラマ「放課後カルテ」(毎週土曜夜9:00-9:54、日本テレビ系/※Hulu・TVerでも配信)の第5話が11月16日に放送。心身ともに追い込まれていく篠谷(森川葵)の姿が描かれ、X(旧Twitter)では「大人にも響いちゃう」といった投稿が相次ぎ、反響を呼んでいる。 【写真】厳しく説く牧野(松下洸平)と涙を流す篠谷(森川葵) ■学校医が主人公の保健室ヒューマンドラマ 日生マユの同名漫画(講談社「BE・LOVE」所載)が原作の本作は、世代を超えて多くの読者から愛されている作品を初めてドラマ化。学校医として小学校に赴任してきた、文句ばかりで口も態度も大きい問題の小児科医・牧野(松下)が、鋭い観察眼で“言葉にできないSOS”を見抜き、未来へ向かう子どもたちの背中を押す、保健室ヒューマンドラマとなっている。 ■睡眠不足の篠谷は生徒のメモ書きを発見し… 保護者対応や行事の準備などで忙しくする中、寝坊が目立つようになってきた篠谷(森川)。そんな篠谷を牧野(松下)は気に掛けていた。篠谷を周りの先生も心配するが、人に頼るのが苦手な篠谷のデスクはタスクを書いた付箋が増えていくばかり。 そんな中、篠谷のクラスでは、れいか(畠中一花)や遥(斉藤百花)、芽依(凉川美春)の女の子グループと、珍しく話す凛(中田煌理)の姿が。しかし、はやりの色付きリップの話や、原宿に遊びに行くというれいからの遊び方に凛は付いていくことができず、疎外感を覚えていた。 ある日、たまたま見つけてしまい、れいかの色つきリップを没収した篠谷。れいかの母親に連絡をすると学校に乗り込まれてしまい、没収した篠谷の対応に不満を感じた母親から「篠谷先生は話しづらいってみんな言ってるそうですね」と言われ、頭を悩ます。 れいかの母親の言葉が頭をめぐる中、「篠谷先生としゃべった人、ムシしようね」と書かれたメモ書きを教室で発見してしまい、心身ともに追い詰められる。不眠と食欲不振が続き、中休みを使って保健室で仮眠をとる篠谷。 ■奮闘する篠谷の姿に「疲れた大人にも響いちゃう」 後日、篠谷は帰宅途中に立ち寄ったコンビニで色付きリップを見つめる凛を見かけるが、メモ書きのことを思い出し、気付かれないようにその場を去る。しかし、その日の夜に副校長から、凛が万引きをしたという連絡が入ってしまい、寝ずに出勤。そんな様子を見かねた牧野が診察をすると、篠谷は貧血だった。周囲の心配をよそに自分の体調を後回しにして児童のために働く篠谷は、寝不足により倒れてしまう。 そんな状態になっても働こうとする篠谷に、牧野は「そんな状態では見えるもんも見えないぞ」と厳しく説く。篠谷が職員室に戻ると、そこにはまだ働く教師たちの姿が。牧野の呼びかけによって篠谷の仕事を他の教師たちに振り分けていた。そこでやっと人に甘えられた篠谷は病院に行き、しっかり睡眠と健康的な食事を取るのだった。 後日、体調が回復した篠谷は元の調子に戻っていた。万引き事件以降、浮かない表情を見せる凛を心配し、保健室で話すことに。凛は仲間外れになることを恐れて、れいからとおそろいのリップを盗んでいた。凛の不安な気持ちに寄り添い、一緒に涙を流す篠谷。篠谷なりの寄り添い方で児童の心をほぐしていく。 一方、保健室に篠谷の授業で習い、生徒が置いた目安箱に用紙が入っていた。中には、篠谷が受け持つ6年2組の生徒からの意見が。どれもが、元気がない篠谷の様子を心配して投函されたものだった。それを知った篠谷はうれしさから涙があふれる。篠谷の言葉はしっかり生徒のもとに届いており、生徒もまた篠谷のことをちゃんと見ていたのだった。 生徒に真っすぐ向き合う篠谷の姿が描かれた第6話。SNSでは「疲れた大人にも響いちゃう」「凄く刺さった」「篠谷先生に笑顔戻って良かった」といった投稿が相次ぎ、反響を呼んでいる。 ◆文=ザテレビジョンドラマ部