大鰐町議の「当選無効」取り消し 青森県選管、居住を確認
青森県選挙管理委員会は16日、2022年12月の大鰐町議選で当選した竹内富士子氏(68)について、居住実態がないため当選無効とした23年3月の町選管決定を取り消した。竹内氏から審査の申し立てを受けて水道や電気料金の支払い状況などを調べた結果、居住していると判断した。 町の担当者は取材に、県選管の判断を受け入れると説明。県と結果が違う理由については「調査内容が異なるためではないか」と語った。竹内氏は町の決定に審査を申し立てていたため、当選以降失職していない。 県は、竹内氏と同じく当選無効決定に対する審査を求めていた幸山市雄氏(83)については、町の調査通り居住実態はないとした。