拉致問題、早期解決訴え 「元気で抱き合わせたい」
北朝鮮による「拉致問題を考える国民の集い」が26日、青森市で開かれた。横田めぐみさん=失踪当時(13)=の弟で拉致被害者家族会事務局次長の哲也さん(56)は、拉致被害者の家族が高齢化しており「親世代が元気なうちに抱き合えるようにしたい」と、早期解決の重要さを訴えた。 哲也さんは「連れ去られてから46年以上がたった今も、何ら進展していない。政府には怒りを持って交渉に臨んでほしい」と求めた。 青森県内で1969年に行方不明となり、拉致の可能性を排除できない特定失踪者の今井裕さん=失踪当時(18)=の兄で、特定失踪者家族会の会長英輝さん(81)も出席した。