絶滅したハズの「ナナハン4気筒」スポーツが復活!? CF MOTOから「750SR-R」まもなく発表か
ミラノショー2024(EICMA)では1000ccV型4気筒エンジンのコンセプトモデルを発表するなど、意欲的なモデルの投入を次々を進めている中国・CF MOTO(CFモト)は、新たに750ccの直列4気筒エンジンを搭載するスーパースポーツを投入するようだ。 【画像】「750SR-R」や関連モデルをギャラリーで見る(13枚) 国産メーカーでは既にラインナップから消滅した「ナナハン」4気筒モデルだが、CFモトによって復活する可能性がある! 文/Webikeプラス 編集部
「675SR-R」デザインに直4エンジンを搭載!? サイレンサーは4本出しの迫力スタイル
CF MOTOは1989年に中国・温州で設立されたメーカーで、KTMとのエンジン開発や製造協業、ヤマハとの技術提携などにより開発技術を蓄積。2022年からはMotoGP、さらにWSBK(スーパーバイク世界選手権)に参戦して世界と争い、開発力を高めてきた新鋭メーカーだ。 このCF MOTOが投入する新型モデルが登場した。ネーミングは「750SR-R」で、なんと直列4気筒の750ccエンジンを搭載。CF MOTOは今年夏、675ccの直列3気筒スーパースポーツ「675SR-R」を発売。スタイリングはこの675SR-Rを踏襲した個性的なLEDヘッドライトのフロントマスクを持つが、明らかに形状の違うエンジンと大型のウィングレットを装着している。さらに左右出しと思われる、4本のサイレンサーもシート下に配されており、675SR-Rを排気量に合わせて発展させた模様だ。 この750SR-Rによって、先日ミラノショー2024で発表された排気量1000ccのV4エンジンを搭載モデル、発売済の675SSと合わせ、3種類/3形式のエンジンで大型スーパースポーツモデルをカバーする狙いだ。
500cc直4「500SR Voom」エンジンをベースにパワーアップ 110PSを発揮か
CF MOTOの直4モデルとしては、こちらも今年発売されたばかりのミドルスポーツ「500SR Voom」がある。往年の耐久レーサー的なスタイリングで日本でも注目された本モデルだが、今回新たに発表された750SR-Rとはフレーム形状が似通っており、開発のベースとなっている可能性が高い。 500SRは500cc水冷並列4気筒DOHCエンジンを搭載。ノーマル状態での最高馬力は78PS/12500rpm、最大トルクは49Nm/10000rpmで、スリッパークラッチも標準装備。さらにフロントカウルから導入するラムエア加圧により、81.8PSにまで出力を高められる仕様だ。装備面では、倒立フロントフォークやラジアルキャリパーのダブルディスクブレーキ、同じくラジアルマスターシリンダーなどを備え、前後17インチのスタンダードサイズな足回りを支えるほか、TFTフルカラー液晶メーターやステアリングダンパーを標準装備し、最新スポーツモデルの風格十分な仕様だ。 750SR-Rのすべての諸元、装備は明らかになっていないが、直列4気筒エンジンは最大110PSを発揮、車体重量は213kgとなるという。また500SRにみられたラムエアシステム用のインテークが見られない代わりに、大型のウィングレットをフェアリングに装着。高速域でのエアロダイナミクスに注意されていることがわかる。また、スイングアームは片持ちとなっているようだ。 発売時期は未定だが、ミドルクラス~リッタークラスまで活発なモデル開発・投入を進めているCF MOTO。一部モデルは日本への導入も開始されており、国内で目にする日も遠くないのかもしれない。
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