山形で「リトルベビー」の写真展
早産などで低体重で生まれた「リトルベビー」を紹介する写真展「小さく生まれた大きな奇跡」が、山形市総合福祉センターで開かれている。生まれた直後の姿からたくましく育った現在の姿まで、子どもたちの成長の足跡が見て取れる。 「山形県リトルベビーサークルつばさっ子」が主催し2回目。代表の松田愛美さん(36)=天童市久野本3丁目=は妊娠30週で緊急帝王切開となり長男(5)を1183グラムで出産した。同じ境遇の家族とつながる場をつくろうと2021年にサークルを立ち上げた。 今回は主に県内在住の26組が、322グラム~2000グラム台で生まれ、成長した現在までの写真3枚ずつを展示。500グラム台の赤ちゃんと同じ重さ・大きさの縫いぐるみ、県が作った「リトルベビーハンドブック」も並ぶ。副代表の高橋奈緒さん(38)=山形市上宝沢=は「小さく生まれても幸せに生きていける。安心して子育てできる山形になるといい」と話している。
17日の「世界早産児デー」に合わせて開催し、24日まで(23日は休館)。