「静岡のものを世界中の人たちに食してもらうきっかけに」 地元素材生かしたチョコが世界最大級品評会で「金賞」人気洋菓子店が2年連続受賞
静岡放送
静岡県内の人気洋菓子店が作ったチョコレートがパリで開かれた世界最大級の品評会で「金賞」を受賞しました。チョコレートには、静岡への思いが詰まっています。 【写真を見る】「静岡のものを世界中の人たちに食してもらうきっかけに」 地元素材生かしたチョコが世界最大級品評会で「金賞」人気洋菓子店が2年連続受賞 今回、金賞を受賞したチョコレート「エピスシズオカ」は、静岡県川根本町の「ゆず」をベースに、静岡の素材とカカオを組み合わせました。作ったのは静岡市や富士市で洋菓子店「キャトルエピス」を営む藁科雅喜さんです。 「静岡は広いじゃないですか。1番最初に考えたときに自分が好きなものを使ってみようと思って、そういう考え方で食材を選んだ。静岡のスパイスを入れたボンボンになっている」(キャトルエピス 藁科雅喜さん) 静岡市清水区のシイタケを使った「シイたけぞう」。浜松市のナッツを使った「杉山ナッツ」。静岡市のいちごを使った「いっけっ家」。そして、掛川市のお茶を使った「きみくら」。しずおかの魅力が詰まったチョコレートです。それぞれの素材を作った農家の名前からチョコレートを名付けました。 <社会部 田島かのん記者> 「『シイたけぞう』はさわやかなゆずと奥深いシイタケが合わさって、今までに食べたことない味がします」 毎年、世界中の優れたチョコレートに賞を授与するショコラ品評会「C.C.C.」。「キャトルエピス」は2023年に続き、最高評価である金賞を受賞しました。さらに、これまでの結果が認められ、パリで行われた世界最大級のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」にも出店しました。 「世界にっていう気持ちよりかは自分たちの作ったもの、静岡のものを世界中の人たちに食してもらうきっかけになるっていうのは、非常に面白いことだと考えている」(藁科さん) 金賞を受賞した「エピスシズオカ」は、2025年1月下旬ごろからキャトルエピス富士店と静岡店で販売されます。
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