「ホントにしょっぱくて、ずっと笑われてた」“大鵬三世”納谷幸男が悲願のリーグ戦優勝で人目をはばからず号泣!日本人最強ヘビー級の選手を目指し頂点獲りへ!
納谷は小橋建太さんから優勝トロフィーを手渡されて号泣。 昨年は決勝戦で上野勇希に敗れて準優勝となったが、今年は納谷が優勝してKO-D無差別級王者の上野に挑戦することが決まるという運命のめぐり合わせを感じる展開に。 上野がリングに上ってくると、納谷は「今日D王優勝して、DDT最強になったと自分で思ってます。俺とアンタでどっちがDDT最強か、そのベルトを掛けて俺と闘ってください!」と真っ直ぐな挑戦表明。 さらに「今までなにも無かった俺が、今日こうやって最高の宝物を手にしました。これからDDTのトップ選手として、もっとDDTにお客さんが来てくれるように俺も死ぬ気で頑張ります!皆さん、今年もDDTをよろしくお願いします!」と愚直な熱い想いを叫ぶと、観衆は涙声混じりの大歓声で応えた。
バックステージに戻った納谷は、人目をはばからず号泣しながら「初めて……初めてこのDDTに来て結果を残すことが出来ましたッ!こんな、こんなに嬉しいことはない。正直、数年前までホントにしょっぱくて、正直ずっと笑われてた。死ぬ気で努力して今こうやってDDTの最強になることが出来ました!すみません、今日だけは、今日だけは許してください……」とトロフィーを抱き寄せる。 そして「でも、まだ本当の意味でのDDT最強になるためにはチャンピオンの上野さんを倒して俺がKO-D無差別級チャンピオンにならなければいけないと思っています。まだまだ頑張ります!まだまだ上に行きます!俺もDDTをもっともっと引っ張っていきます!もっともっとDDTを、納谷幸男を注目して見ていてください!」と力強く叫んで頂点獲りを宣言した。 “横綱”大鵬の孫であり“関脇”貴闘力の長男である納谷は2017年に“初代タイガーマスク”佐山サトルの指導を受けてプロレスデビュー。 しかし、特殊な環境に悩んだ納谷は活路を求めて2019年5月にDDTへ移籍。201cm 110kgの恵まれた身体を活かしきれずに伸び悩んだが、火野裕士との出会いなどを経て近年急速に飛躍。その成長ぶりはかつての石川修司を思わせ、日本人最高身長を持つ納谷は日本人最強ヘビー級の選手となることを期待されている。 泥水をすすって這い上がってきた納谷がDDTの挑戦を掴むことは出来るのか。 その答えは、1月28日の後楽園ホール大会で行われる上野勇希vs納谷幸男のKO-D無差別級王座戦が終わったときに出ることになる。