再設計されたオフローダーのアイコン「メルセデス G580 with EQ Technology」が日本デビュー
また生まれ故郷のグラーツのシェークル山にある、過酷極まりないことで知られる山岳オフロードテストコースをG 580は満充電で連続14回も登れるそうで、「そんなに登ったらテストドライバー腰の方が持ちません」とトニ氏は解説しながら笑った。またガソリンエンジンモデルよりも深い、85cmまでの水深を走行するためにバッテリー等の防水対策を施すなど、オフロード性能を極めた世界最初のBEV車輛です、と胸を張る。そういう意味でもG580はやはり比類なきオフローダーの一台であるとは思う。 今回の発表会であるGワールドの会場には歴代のゲレンデヴァーゲンがずらりと並べられていた。G63 6×6やG550 4×4²、2002年式G 320ショート(会場から乗り逃げするとしたらコレ)、さらに東日本大震災の時に提供され使用されていた荷台のついたピックアップ仕様(ちゃんとGプロフェッショナルのエンブレムが、誇らしげについていた)などが並べられた会場内に展示された「生まれたばかりのG 580」は、まごうかたなきゲレンデヴァーゲンであると思う。
個人的に現在のゲレンデヴァーゲンのラインナップの中から一台を選ぶとしたら、迷うことなくG 450 dをチョイスするが、AMG G63とG 580の二つから選ぶのであれば、G 580 の方がちょっとスマートではあるかな、と思った。
それにしてもG 580 with EQ Technologyというネーミング、もうちょっと何とかなりませんでしたかねぇ、と難癖つけると、「G」と大きく書かれたTシャツを着たメルセデスベンツジャパンのスタッフは困ったような表情を見せた。そんなメルセデス・ベンツG 580 with EQ Technology Edition 1(ますます長い)は26,350,000円で日本でも発売を開始された。 The all-new electric G-Class:https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/models/suv/g-class-electric/overview.html
大林晃平