プロ初タイトル獲得の那須川天心、傷の縫合は「断固拒否」も… 会見の後半では本音ポロリ【ボクシング】
ボクシングの7大世界戦(東京・有明アリーナ)第2日の14日にプロ初タイトルとなるWBOアジアパシフィックバンタム級王座を獲得し、国内での世界タイトル挑戦の資格を得た那須川天心(帝拳)が15日、東京都内で会見。試合終盤で負った左目上の傷について言及し、プロ意識をにじませた。 会見冒頭では、笑顔で左目上の傷を縫うことを「断固拒否。驚異的な回復を願ってます」としたが後半で改めて問われ、本音が出た。「変な治療をすると、今後にも響く。縫うかもしれない、という方向を考えてます。格闘技が一番大事なので。そこで生きるなら、顔に針を通そうかな」と真剣な表情で語った。 試合後のリング上での「顔で売ってる」という自身の一言に触れて「あそこは笑ってほしいんですよ。シーンとしちゃって。いいと思ってないですから」と、ひと笑い取って盛り上げるのも忘れなかった。 今後は2戦をこなして、来年後半に満を持して世界のベルトに挑戦する見通しとなっている。
中日スポーツ