【体験談】志望校が決まらない息子に、母が提案した絞り込みメソッド 9校受験、費用と結果は…?
赤本とYouTubeで受験勉強
高校受験が終わった時点で「もう自分には塾は必要ない」と言っていたので、大学の受験勉強は自分でYouTubeを視聴したり、志望校の赤本を徹底的にやりこんだりして進めていました。特に、武田塾がYouTubeで提案する勉強法がハマったようで、良さそうな参考書や問題集を見つけたら、その都度、ネットや書店で購入して取り組んでいました。 同じように自学で頑張る友人とグループを作って、一日の勉強時間を記録する「Studyplus」というスマホアプリを共有していました。「あー、今日は勉強をサボったのがみんなにバレてるな」などとぼやくこともあり、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨していたようです。高3の夏からは図書館で夜9時まで友人たちと一緒に勉強する日々で、私は、車での送り迎えが日課となりました。毎日12時間も勉強をする息子を見て、「人ってこんなに勉強できるのか」と思ったくらいです。 共通テストの受験を終えた息子の第一声は、「俺、やったな(笑)」。 聞いた時には、良い意味なのか、悪い意味なのかわからずドキドキしましたが、良いほうでした。予想以上に手応えがあったようで、自己採点で83%を得点。共通テスト利用で出願した大学はすべて合格できました。ここで合格をもらえたことは、大きなお守りとなったようです。
受験会場が予定外のキャンパスに
そして一般選抜。受験校までは自宅から2時間以上かかるため、万が一を考えて都内のホテルに宿泊して受験することになりました。1校目の立教大学くらいは同行しようと思いましたが、息子から「一人で大丈夫」と言われ、不安もありつつ送り出したのを覚えています。 ここで失敗だったのが、立教大学社会学部のキャンパスは池袋にあるので、その近くのホテルを予約したことです。ところが直前になって、受験会場は池袋キャンパスではなく、新座キャンパスと判明。あわててホテルを変更しようとしましたが、受験期でどこも空いていません。池袋駅から新座キャンパスの最寄り駅までは電車で20分程度ということもわかったので、結局、ホテルは変更しないことにしました。 そしてなんと、試験前日は大雪。電車に乗って行かないといけないので、電車が止まったらどうしようかと心配しました。幸い、試験当日は雪がやみ、電車も無事に動いたので問題ありませんでしたが、1校目の受験ということで、息子も私もひやひやしました。 その後も、同じホテルを活用して受験に臨みました。連日の受験で疲れが見え始めたので、第1志望の早稲田大学文化構想学部の合格がわかった時点で、早稲田大学社会科学部は受験しませんでした。最終的に、受験したところはすべて合格という形で受験を終えることができました。 なお、受験にかかった費用は、一般選抜が1校3万5千円、共通テスト利用入試は1校1万8千~2万円、国立大2次試験が1万7千円で、合計で約25万円でした。ホテルに4泊し、自宅からの交通費もかかったので、すべて合わせると30万円以上はかかったことになります。出願校数については、学校の三者面談で「5校では少ない。せめて5~10校は受けたほうがいい。10校以上受けている子もいる」と言われたので、平均的な数なのだろうと思います。