バスケB1西地区の長崎と佐賀、昇格2年目のシーズン序盤は苦戦…上位進出へ巻き返し図る
バスケットボールの「りそなB1リーグ」西地区で、長崎と佐賀がともに昇格2年目のシーズンを戦っている。レギュラーシーズン60試合の3分の1を消化した14日現在、長崎が8勝12敗、佐賀は7勝13敗と黒星が先行している。 【写真】長崎ヴェルカの本拠地・ハピネスアリーナ
1、2日にはSAGAアリーナで今季初の九州ダービーが行われた。初戦はガルシアやチャイルズが得点を量産した佐賀が80―51で快勝。翌日は長崎が厳しい守備で接戦に持ち込み、最終第4クオーターに突き放して93―78で雪辱した。
長崎にとって第2戦の勝利は、連敗を5で止める白星となった。今季から指揮を執るマオールヘッドコーチ(HC)は「次のステップへ成長しないといけない」と課題を挙げつつ、ファンの期待に応えようと「選手やスタッフは毎日、ベストを尽くしてくれている」と強調した。
一方、連勝を逃した佐賀は初戦の勢いをつなげられなかった。攻撃の起点となる角田は「細かいところでの準備不足による失点が多かった」と反省。宮永HCは「こういう試合を取れないところが弱さ。乗り越えないと戦っている意味がない」と力を込めた。
3地区24チームによるレギュラーシーズンは来年5月まで行われ、8チームが年間王者を決めるチャンピオンシップに進出する。長崎、佐賀とも上位進出を目標に掲げており、巻き返しを図る。