６回１死一塁、左越え２ランを放った牧（カメラ・豊田　秀一）

◆ＪＥＲＡ　セ・リーグ　広島０―５ＤｅＮＡ（５日・マツダスタジアム） 　こどもの日に強い新旧主将が、アベック弾で筒香の１軍合流を歓迎した。２―０の６回１死一塁。ＤｅＮＡ・牧が九里の１２９キロチェンジアップを左越えへ４号２ラン。こどもの日３年連発で球団の日本人最速で通算５００安打に到達し、「（これからも）１本ずつ積み重ねていきたいなと思います」とかみ締めた。 　４回に右越えへ先制１号２ランを放ったのは前主将の佐野。こちらも「５・５」は２年連続本塁打となった。７回にも左翼へ適時二塁打を放ち３打点とけん引し、牧は「佐野さんが勢いをつけてくれた」と感謝した。 　６日のヤクルト戦（横浜）で、２代前に主将を務めた筒香が１軍に合流することが決定。「人柄は楽しみな部分でもある。何も知らないからこそ話しかけていきたい」と現主将の牧は対面を心待ちにした。背番号２５を含めた歴代主将が最前線に立ってＤｅＮＡを引っ張っていく。（内藤　菜月） 　【記録メモ】牧（Ｄ）が６回に左越え本塁打で通算５００安打を達成。４４５試合目での到達は、球団ではパチョレック（３９５試合）、ローズ（４１８試合）、ポンセ（４３６試合）に次いで所要試合数では４番目で、日本人では近藤和彦の４７０試合を更新して最速だ。また、新人から４年目での到達は球団で近藤和彦に次いで２人目。プロ野球では青木宣親（ヤ）の３７３試合が最速となっている。