訂正商船三井、通期の純利益予想を上方修正 営業益は小幅に引き下げ
(4段落目の「貸し出している」を「貸し出す予定だった」、5段落目の「貸し出しを続けられなくなる」を「貸し出せなくなる」に訂正します) Nobuhiro Kubo [東京 31日 ロイター] - 商船三井は31日、2025年3月期の純利益予想を3350億円から前年比33.8%増の3500億円に上方修正した。IBESがまとめたアナリスト8人の予測平均値3527億円と同水準。持ち分法適用のコンテナ船事業が従来予想を上振れる。また、ロシア北極圏の液化天然ガス(LNG)事業に関連した契約の見直しに向け協議を開始したと発表した。 一方、営業利益見通しは同48.4%増の1530億円へ30億円引き下げた。石炭などを運ぶばら積み船事業が軟調に推移するとみている。売上高見通しは同10%増の1兆7900億円とした。従来予想は1兆8150億円だった。 25年3月期の期末配当は1株120円(前年同期は110円)と前回予想から20円上積みした。中間期の配当は前回予想通り180円(同110円)に決定した。 同社はこの日、ロシア北極圏のLNG開発事業「アークティックLNG2」に貸し出す予定だった(訂正)LNG船3隻とタンカー1隻について、契約変更に向けて関係者と協議を始めたと発表した。欧米の対ロシア制裁強化に伴う措置。 契約を変更できない場合は貸し出しせなくなる(訂正)恐れがあり、売却を検討する。砕氷機能を備えた特殊な船のため、想定していた価格で売却することができない可能性があるとしている。新造した4隻の投資額は計1056億円。 *会社発表の決算要旨は以下でご覧いただけます。https://www.release.tdnet.info/inbs/140120241030505850.pdf