「大切に育てたい」高校生が孵化させたカブトガニ 地元の小学生に約100匹引き渡し【佐賀県】
サガテレビ
伊万里市の海岸を産卵のために訪れる国の天然記念物カブトガニの保護活動をしている高校生が地元の小学生に孵化したカブトガニを引き渡しました。 伊万里高校の理化・生物部はカブトガニの研究や保護をしていて生息数を増やす活動を行っています。 17日は、牧島小学校の5年生8人に高校生からカブトガニの幼生約100匹が引き渡されました。 カブトガニは、高校生たちが今年の夏に伊万里市の多々良海岸で採取した卵を孵化させたもので、7ミリほどの大きさです。 約1センチの大きさになるまで児童たちが海水濃度をチェックしたり、エサやりをして育てます。 【男の子】 「優しく育てていきたい」 【女の子】 「大切に育ててあげたい」 【伊万里高校 市丸宗汰さん】 「今回100匹の幼生を小学生に引き渡したので上手に育てて、10年後に大きくなって帰ってきてほしい」 カブトガニは来年の夏、高校生やカブトガニを守る会と一緒に放流するということです。
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