『トップガン』俳優グレン・パウエル、ヒットマンになりきりすぎて監督さえも気づかず
「ほかにすごく可笑しかったのは、レッドネックの”タナー”役だ。僕は、座って適当な話をして撮影を待っていたんだけど、みんなが『グレンはどこだ?』っていうんだ。リックの真横にいたんだけど、彼でさえ僕に気づかなかった。『僕がグレンだよ。さあ、やろうぜ!』って言ったんだ」と、グレンは笑う。 「僕は、14歳のとき、脚本のクラスを取ってリチャード・リンクレイターについて勉強した。クリエイティブ・ライティング(脚本の授業)の教授は彼の作品に夢中だったんだ。リックは、最高レベルの仕事をしていて、しかもここテキサスにいるんだって思った。『ファーストフード・ネイション』で一言セリフをもらって以来、彼に畏敬の念を抱いていた。そして今、友人と呼べるようになった彼と一緒にこの映画を作ることができたなんて、本当に信じられないほど素晴らしいよ」と興奮気味に話すグレンに、大きな拍手が贈られた。(吉川優子 / Yuko Yoshikawa)