1年半で150万円を5000万円に!凄腕株式評論家「節約しがちな投資家よ、お金だけ持っていても仕方がない」日経平均株価は下がっても3万4000円ぐらい
株のディーラーや、株・債券のファンドマネージャーなどを経て、現在は株式評論家としてメディアに引っ張りだこなBコミ(坂本 慎太郎)さん。 【動画】9年で2.5億円稼いだ「他人を真似するだけ」考えるイナゴ投資家の投資哲学…元ブラック風俗店員はいかにして成りあがったのか そんなプロ中のプロに、今注目している銘柄5つを伺った。3回にわたっておくるインタビューの第3回。
2024年前半は読みが当たらなかった
ーー今までの記事(第一回・第二回)を通して坂本さんは生粋の投資の才能があるように感じるのですが、そんな坂本さんでも不調を感じることはありますか? 実は、今年2024年前半は、不調だと感じました。自分の読みがなかなか当たらないのです。2023年までが自分の読みが高確率で当たっていた分、ギャップを感じましたね。 ーー不調だった理由は何でしょうか? 相場が異常だったからだと思います。投資家としては「相場が異常」という言葉をあまり使いたくないのですが、それでも日経平均株価のPER(株価が企業の利益と比べて割高か、割安かを判断するために用いられる指標)が17.5倍でしたので、「通常」とは言えない株価だったと思います。それまでは12倍~15倍だったということを鑑みても高い値ですよね。 日本の企業は足腰が強く、業績が良い企業が多いという点が海外投資家から評価されていると思いますが、それにしても買われすぎなのではないかと考えました。 また、私は株式評論家として、今年の上半期はNVIDIAを含む半導体銘柄が特に買われすぎだと発信していました。当時の私の見解としては「近いうちに天井をつけるだろう」です。結果として、その通りになり、NVIDIAは6月の最高値をつけ、それ以来最高値を更新していません。 当時、私はこれを一つの「下がるサイン」としてみており、自身のSNSなどを通じて「そろそろ日本株も下がるぞ」と警告していました。 さらに、私が出演している番組内では日経平均株価のポジションの話をする機会があります。どこでロング・ショートを持つかを話すのですが、今年7月に4万500円でショート、Xで3万1千円前後で買い戻しをするというシナリオを立てました。