まるで台湾にいる気分! 秘伝のつけダレで味わう一人石頭火鍋(東京・高田馬場)
〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
臺所(東京・高田馬場)
2023年12月、高田馬場駅から徒歩3分ほどの場所に本場台湾の一人石頭火鍋が楽しめる「臺所」がオープンしました。何かと忙しい現代、バランスの良い食事をとるのが難しい方が増えていると感じ、東京にはまだ一人鍋が少ないことから、手軽で健康的な台湾本場の一人鍋を提供したいとオーナーが開業を決意。2017年からタピオカ屋を営業していて、今後いろいろな業態に挑戦したいという思いもあったそうです。
日本語の「台所」はキッチンのことですが、 それに「台湾のよき場所」の意味も込めた店名「臺所(たいところ)」。「台所へ鍋食べに行こうぜ!」。そんな風に声を掛け合ってでかけられるような、本格台湾鍋店を目指しているそう。
店舗は新宿エリアを希望、駅から徒歩で近いこの場所に決めたとのこと。店内は台湾のデザイナーが内装を手掛け、台湾製白タイルを壁面に敷き詰め、表示類の文字も本場であつらえたものになっています。今の台北辺りの街角の息吹をそのまま持ち込んだかのような明るい空間です。一人で食事がしやすいカウンター席の他、グループで楽しめるテーブル席など、客席は20席。初めてでもくつろげるアットホームな雰囲気で、台湾にいるような気分を楽しめます。
鍋は4種類あり、まず味わうべきは「招牌(ジャオパイ=看板商品)」の「石頭鍋」2,178円(小ぶりなご飯付き)。これを出す火鍋店で街があふれかえった時代もあるという台湾の代表的な鍋料理で、もともとは韓国の宮廷料理だったとも言われています。
私たちが慣れ親しんでいる鍋とは異なり、鍋にまずごま油を入れて肉を炒め、頃合いを見て特製スープを注ぎ、野菜や具材を投入、煮込んだものを台湾醤油ベースの秘伝のつけダレで味わうというもの。炒めた肉を鍋のスープのだしに利用するのがミソで、香ばしいごま油と相まって、普通の鍋とはひと味違ったコクが生まれます。熱々の鍋で食材を調理することで、食べる瞬間に広がる香ばしい香りとジューシーな味わいが楽しめます。