大阪市西区のポンプ施設で爆発、4人けが 住宅街で「ドーン」と衝撃
12日午後0時5分ごろ、大阪市西区北堀江4丁目の市の施設「長堀抽水所」（ポンプ場）で、通行人から「爆発した」と119番通報があった。大阪府警によると、30～40代の男性4人がけがをして、そのうち3人が病院に搬送された。いずれも軽傷で、命に別条はないという。消防車12台が出動し、約15分後に鎮圧を確認したという。 【写真】爆発のあった「長堀抽水所」。爆発の衝撃で扉が吹き飛んでいた=2024年9月12日午後1時7分、大阪市西区北堀江４丁目、朝日放送テレビヘリから、樫山晃生撮影 西署や大阪市によると、現場は抽水所内の下水を一時的にためておく「滞水池」という施設。4人は異臭対策で施設内のマンホールの隙間を埋める作業をしていたといい、同署が事故原因を調べている。 現場は大阪メトロ西長堀駅から西に約300メートルの住宅街。近くの飲食店の50代男性店長は、店内で「ドーン」という衝撃を感じた。外に出ると、大通りを挟んで南側の施設から火の手が上がり、壁の一部が吹き飛ぶのが見えたという。男性は「昼時だったけど、怖くてすぐに店を閉めた。いったい何があったのか」と驚いていた。 現場近くに住む女性（44）は正午過ぎ、「ドン」という大きな音を聞いた。数分後には一回目よりも大きな「ボン」という爆発音を聞き、マンションのベランダに出ると、建物から煙りがあがり、炎が出ていたという。女性は「今までに聞いたことがないような大きな音だった。びっくりした」と話した。
朝日新聞社
