AKIRA 金田のバイク【3】「乗ってみたい」から「欲しい」へ。カドヤの限定ライダースジャケットで駆ける
数あるSF漫画の中で、つねに高い人気を誇る「AKIRA」。その主人公である金田正太郎が乗っていた真っ赤なバイクがリアルな世界でも走り回っているのだ。 【画像12枚】ホイールベースを延長するために、ステアリング周辺にも手が加えられている。カウルで覆われているため詳しい構造は不明だが、リンクを介しているようだ 【AKIRA 金田正太郎が駆るバイク Vol.3】 忠実に再現するとなると法規に適合することができない部分もあるが、そのような部分も雰囲気を壊さないよう工夫が施されている。 オーナーは、バイクのほかにアニメも好き。AKIRAは絵のタッチが好みではなく、当初はあまりいい印象を持っていなかった。 しかし、読んでいくうちにストーリーに引かれていき、金田のバイクにも興味を持つようになった。そんなオーナーは、金田バイクのレプリカが製作されていたことを以前から知っていた。ただし、「乗ってみたい」という思いだけで、実際に購入するまでには至らなかった。 ところが知人が購入し、実物を目の当たりにすると、その思いは「乗ってみたい」から「欲しい」に変わり、約3年前に譲ってもらった。こうして金田のバイクを手に入れたオーナーは、休日になるとカドヤから限定販売された金田デザインのライダースジャケットを着込み、ツーリングを楽しんでいる。 OWNER オーナーは、バイク選びに「目立つバイクか、快適なバイク」という独自の基準を持っている。金田バイクはそうした厳しい目を持つオーナーにぴったりの1台で、高速道路のサービスエリアなどで停まるとすぐに人だかりができてしまうほどだそうだ。そして「カウルの面積がこれだけ大きいので横風に弱いんです」と、金田バイクの弱点をこっそりと教えてくれた。 初出:ハチマルヒーロー vol.044 2017年11月号 (記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
Nosweb 編集部