昨季EL制覇のガスペリーニ監督、自身の考える成功とは「トロフィーを掲げることではない」
アタランタを率いるジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督が、自身の考える成功について見解を示した。 【動画|イタリア代表FWレテギが古巣相手にハットトリック】アタランタ vs ジェノア 試合ハイライト 2016年夏にアタランタの指揮官となったガスペリーニ監督は、クラブ史上初となるUEFAチャンピオンズリーグ出場に導くなど、同クラブをセリエAの強豪クラブに仕立てた。昨シーズンはUEFAヨーロッパリーグ(EL)を制覇し、クラブに初のヨーロッパタイトルをもたらしている。 ガスペリーニ監督はイタリア紙『Gazzeta dello Sport』の主催するイベントに出席し、アタランタでの8シーズンを振り返り、自身の考える成功について語った。そのコメントをイタリアメディア『Football ITALIA』が伝えている。 「たとえそれ(EL優勝)が素晴らしい夜で、我々が長年努力してきた成果であっても、成功とはトロフィーを掲げることではない。どんな犠牲を払ってでも結果のみが重要であるという考え方と私は常に戦ってきた。目標は自分自身の限界を超えることだ」 「この町はチームに対する情熱が溢れていて、私は強い帰属意識を持っている。私のアイデアをクラブは受け入れてくれたし、ファンにも喜んでもらえた。就任した当初のチームはとても若く、アドレナリンに満ちており、私は大きな満足感を感じていた」 またガスペリーニ監督は近年の欧州コンペティションでの戦いについても言及。特に昨シーズンのEL準々決勝1stレグでリヴァプール相手に完勝した試合が印象に残っているようだ。 「アタランタはダメージを最小限に抑える戦いではなく、相手にダメージを与えて美しいものを作り出すことを目指している。我々は対戦相手がどのチームであろうと、その姿勢を貫く」 「そして(アンフィールドでのリヴァプール戦は)本当に特別な夜だった。何よりも試合終了後に、レッズ(リヴァプール)のファンが拍手を送ってくれた。イタリアではそんなことは起きないし、それが変わってくれることを願っている」
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