プロ注目の最速150キロ右腕を擁する海星がサヨナラ負け 164球の力投実らず【高校野球秋季九州大会】
◆九州地区高校野球1回戦 有明7×―6海星(延長11回タイブレーク)(27日・佐伯中央病院スタジアム) ■秋季九州大会組み合わせ&結果はこちらから 最速150キロでプロ注目の海星のエース陣内優翔(2年)は10回2/3を投げ7失点と苦しい投球だった。チームもサヨナラ負けを喫した。 5月のNHK杯では完全試合を達成した今大会屈指の右腕だが、長崎大会準決勝で右肩を痛め、初戦の3日前に本格的に投球を再開したばかり。「調子はいつもの8割ぐらいだった」という状態ながら、球速は140キロ台前半を計測。10回2/3で13安打を許しながら9奪三振で164球を投げきった。タイブレークに入っても140キロを超える直球を投げ込んでいたが、力投も勝利につながらなかった。1点を争う接戦で「陣内を代える展開にならなかった。結果を受け入れるしかない」と加藤慶二監督は説明した。 「10回までは投げたことがあったけど、11回は初めてだった。冬の練習では体力をつけて直球の質もスピードも上げていきたい」と陣内はこの冬での成長を誓った。
西日本新聞社