好調ドラゴンズの勢いを継続するために必要なこと【立浪和義の超野球論】
柳の安定感
5勝1敗でチームをけん引する柳
6月7日現在、中日が交流戦の首位に立ち(DeNAとタイ)、通算の勝ち星も5割に近づいています。開幕から投手陣はよかったのですが、打線がキャンプでの臨時コーチが悪かったのか(笑)、前年同様、得点力不足に苦しみ、なかなか勝利がつかめずにいました。さらに五輪予選でキューバ出身の抑え、ライデル・マルティネス選手が抜け、どうなるかと思ったのですが、又吉克樹選手がうまくはまり、引き分けに持ち込まれた6月2日のロッテ戦(バンテリン)以外は、ほぼ完璧に抑え込んでいます。 先発陣では、やはり柳裕也選手でしょうね。オープン戦で打たれまくり、大丈夫なのかと思って見ていましたが、いい意味で開き直ったのか、徐々に調子を上げ、6月1日のロッテ戦(バンテリン)では1安打完封勝利をマークし、5勝1敗、防御率も1.41と安定しています。昨年終盤の大野雄大選手もそうですが、長いイニングを投げられるのでリリーフを休ませることができますし、「このピッチャーが先発すれば勝てる」という選手が1人いると戦い方が安定します。 見ていると・・・
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週刊ベースボール