毎月外車が1台買えたほど…バブル期に「ゲームセンター」が大儲けした理由
進化が止まらないクレーンゲーム
2000年代 2000年ごろにはクレーンゲームの進化に伴い、特大なぬいぐるみの景品が登場したり、アイスクリームが景品として使える冷蔵機能のもったマシンなども登場。また、アミューズメント施設会社主催による「全日本クレーンゲーム選手権」も開催され、クレーンゲームの楽しさが日本に普及していきました。 2010年代 2010年代にはワンピースのキャラクター「エース」の大ヒットにより、クレーンゲーム景品としてフィギュア人気が本格的になります。クレーンゲーム専用で、市販されていない希少価値の高い景品が続々と生産され、それらを手に入れたいがために、ふだんゲームをしない人たちもクレーンゲームに親しむようになりました。2010年代後半からは景品仕入れ価格の上限が上がったことで、景品自体が大型化し、クオリティも向上。さらなるクレーンゲームの進化が進んでいます。 「メガタイプ」や「オンライン」まで…最近のクレーンゲーム 近年では、景品のぬいぐるみが1~2mある「メガクレーン」というマシンも出てきています。1プレイ500円と通常より高いですが、制限時間60秒以内であれば何度でも挑戦できる仕組みです。こういうマシンになると、ひとりがマシンの側面や奥に走って目視しながら、もうひとりがレバーを操縦する連携プレイで景品を狙う人もいます。 新型のマシンとしては、オンラインでプレイできる「オンクレ」というものも登場しています。なんと自宅など離れた場所からクレーンゲームを楽しめるのです。スマートホンやパソコン上で目当ての景品を選び、プレイ料金を払います。カメラからの映像をもとに、ダミーの景品を狙って実際のクレーンゲームを遠隔で操作するのです。獲得できた場合は、その景品が自宅に送られてきます。 井上岳久 戦略広報コンサルタント ※本記事は『集客が劇的に変わる! クレーンゲーム専門店エブリデイの経営戦略 BAD プレイスでも儲かる理由』(ごきげんビジネス出版)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。