ラトビアから来た30歳女性バックパッカーが「1畳半の“持ち運べる部屋”」で暮らす驚きの理由
「住まいは、もっと自由でいい」
「今の若い世代にとって、自分の理想とする住まいや暮らしを手に入れることは、金銭的にも簡単ではありません。でもそれは“作られた、完璧なもの”を手に入れようとするから。 モバイルハウスなら、家を買うよりもはるかに安い価格で自由に作ることができます。 東京という大都市でも、すき間や空きスペースを活用して自由な暮らしができるという考えが浸透すれば、都市生活はもっと充実する。スクラップ&ビルドではないサステナブルな暮らしになっていくと思うんです。 住まいは、もっと自由でいいと思う」(塩浦さん) 今後は、「ハウスコアやモバイルセルを増やして、もっと多くの人が体験できる場所を増やしたい」と塩浦さんは語る。もしかしたら数年後「ろじ屋」の前を通ったら、今よりも拡張されているかもしれない。筆者が塩浦さんにそう言うと、「いや、むしろなくなっているかもしれないですよ」とあっけらかんと笑った。 住まいは、もっと自由でいい── Z世代の柔軟な価値観は、暮らしの在り方を塗り変えていく。 【Instagram:ろじ屋/SAMPO】
河辺さや香