バンダナのスタイリングがストリートで再燃 三角巾からバブーシュカスタイルまで
「ファッションアイテムとしてのバンダナ」を楽しむ時代に
ジ・アパートメントでは以前からバンダナを取り扱っているが、「ここ数年は人気が再燃していて今年は特に売れている」といい、店頭での売れ行きからもトレンドの流れを感じているという。 何気なく目にしてきたバンダナだが、バンダナにはギャングが忠誠心を示すために使われた歴史がある。そのため、カラーや巻き方で意味合いが異なったり、メッセージが含まれることがあるという。大橋氏も「特にアメリカに行く際にはペイズリーのカラーバンダナは使わない」としている。 ただし、同氏はジ・アパートメントで「単純なファッションアイテムとしてのバンダナ」を楽しむことを呼びかけている。「いろいろな意味合いやメッセージを気にしてしまう人もいると思いますが、もっと自由に楽しんで好きな巻き方をしたり、部屋に飾ったりと、さまざまに楽しめる柄を中心にセレクトしているので、細かい事は気にせず好きな巻き方で楽しんで欲しいです」(同氏)。 同店ではメッセージがなく気軽につけられるものをセレクトするように心掛けているとし、中でもアウトドアテイストのバンダナは特に人気だという。「バンダナは単純に沢山集めても嵩張らないし、実用的なのが良いんですよね」と大橋氏。時を経て変化していく新しいバンダナのスタイルに今後も注目だ。 ジ・アパートメント ニューヨークで買い付けたインポートアイテムや、ヴィンテージギアを現代的にミックスし、カルチャーと密接にリンクしたスタイルを提案する吉祥寺のセレクトショップ。オーナーは大橋高歩氏。