核協議再開:イランの「本音」を測る3つのファクター
過大要求をつきつけるライシ政権
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イランの首都テヘランに赴任してちょうど1年が過ぎた。筆者の自宅近くのスーパー「デイ・マート」には店先に小さなテラス席があり、コーヒーや軽食を楽しめる。11月に入って稼働した軒先の屋外ヒーターが、冬の訪れを告げる。 この1年、デイ・マートで買い物するたびに、レシートをノートに貼ってきたが、それを見返すまでもなく日頃から肌で感じるのが、物価の高騰である。牛乳やバター、パン、果汁100%のオレンジジュース、炭酸水、鶏肉、卵という日常的に買う食料品の値段は概ね1.5~2倍になった。
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飯島健太