シリア外相「包括的な政府樹立望む」、サウジ訪問
Clauda Tanios [ドバイ 3日 ロイター] - シリア暫定政府のシェイバニ外相はサウジアラビア当局者に対し、先月のアサド政権崩壊後、シリア新指導部は社会の全ての層を包括する政府の樹立を望んでいるとの考えを示した。 シェイバニ外相は暫定政権の国防相と共に2日、サウジアラビアの首都リヤドを訪問し、サウジのハリド国防相と会談。シリア暫定政権の幹部による初の外遊となった。 シェイバニ外相はXへの投稿で、「今回の訪問を通じて、シリアの全ての構成要素を包括するパートナーシップと効率性に基づく政府樹立という国家ビジョンを伝えた」と明らかにした。 サウジ政府に近い情報筋はロイターに対し、サウジはシリアの平和維持に尽力しており、安定の促進が最優先事項であるとの認識を示した。