「すでにレジェンドと同等」引退発表のレアルMFトニ・クロース、今季の結果次第ではドイツ史上最高の選手になる?
レアル・マドリードに所属しているMFトニ・クロースは、今季限りでの現役引退を発表した。スペインメディア『as』は、すでにクロースはドイツが誇るさまざまなレジェンド達と肩を並べており、現役最後に残された試合の結果次第では「ドイツ史上最高の選手」として引退することになるだろうと現地時間23日に報じている。 現在34歳のクロースは、ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘン、スペインのレアル・マドリードなど名門クラブで長い間プレーして多くのタイトルを獲得した。ドイツ代表でもFIFAワールドカップ、EUROともに3大会連続で出場。FIFAワールドカップブラジル2014では、中盤の絶対的な主力として全7試合にフル出場し、2ゴール4アシストの活躍で母国の24年ぶり4度目となる優勝の原動力となった。 ドイツ・ミュンヘンのメディア『TZ』は、元ドイツ代表のミロスラフ・クローゼ氏のコメントを紹介。同氏は、「すでにフランツ・ベッケンバウアー、ゲルト・ミュラー、ギュンター・ネッツァーといった錚々たるレジェンド達と肩を並べていることに疑いはない」と述べた上で、クロースについて次のように語っていた。 「彼の実績が物語っているだろう。でも、まだ最高の状態ではない。まず、彼は6度目の優勝をかけてドルトムントとのチャンピオンズリーグ決勝に臨まなければいけない。そして、その後にはドイツ代表として、彼が生まれ育ったドイツ国内での(EURO2024での)ラストダンスが待っている」 元ドイツ代表のローター・マテウス氏も「彼はすでにドイツサッカー史上最高の選手かもしれない」と述べた上で、「バロンドールを獲得できるか?それはチャンピオンズリーグとEURO2024での成功次第だ」と、引退まで残された試合の結果によっては、クロースがドイツ史上最高の選手としてバロンドールを手にするだろうと言及している。
フットボールチャンネル編集部