強豪スペインに今大会初の失点をもたらす

初出場ながらベスト16に進んだジョージア。その戦いぶりは鮮烈な印象を残した。（C）Getty Images

　８強入りは叶わなかった。 　現地６月30日に行なわれたEURO2024のラウンド16で、初出場のジョージアは優勝候補のスペインと対戦。１－４で敗れた。 【PHOTO】華やかで可憐なスタジアムの華！EUROで躍動する名手たちの妻、恋人、パートナーら“WAGs”を一挙紹介！ 　立ち上がりから攻め込まれる展開だったが、18分に鋭いカウンターから相手のオウンゴールを誘い、先制に成功する。グループステージを無失点で勝ち抜いたスペインを十分に動揺させた。 　だが、39分に同点弾をくらうと、タイスコアで迎えた後半に３失点。力の違いを見せつけられた。 　それでも、ジョージアの戦いぶりは今大会の１つの印象的なトピックだろう。グループステージは３位で突破。初戦はトルコに１－３で完敗も、続くチェコ戦は１－１、最後のポルトガル戦は２－０で快勝した。 　実力国を相手に堂々とプレーした。選手たちも確かな自信を得たはず。UEFA（欧州サッカー連盟）の公式サイトによれば、キャプテンのグラム・カシアは「素晴らしい冒険だった」と振り返る。 「我々が達成したことを非常に誇りに思う。今日（スペイン戦）は望んでいた結果ではなかったが、国を代表できたことを本当に誇りに思っている」 　またジョルジ・コチョラシュビリは「次の世代が我々を頼りにしている」と、より責任感を強める。 「我々は成長し続けなければならない。チームは家族のような存在で、大会を去る今、お互いに寂しく思うだろう。だけど、我々はもっと強くなって戻ってきて、国にさらなる成功をもたらすだろう」 　大舞台で躍進を遂げたジョージア。母国のヴァフタン・ブジカゼ記者も「ジョージアにとって素晴らしい初のEUROだった！」と噛みしめた。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部