【新馬戦】ウィンターベルが東の一番星に!ねじ伏せるような先頭ゴールにルメール「最後は能力を見せてくれた」
「新馬戦」(1日、東京) 季節は初夏だが、東京競馬場では“冬を告げる鐘”が高らかに鳴り響いた。2番手を追走した2番人気のウィンターベル(牡2歳、父バゴ、母ノチェブランカ、美浦・木村)が、逃げ粘るサノノロンドンを首差かわして、東の一番星に輝いた。 レース前は枠入りを嫌がり、尻っぱねをするなどごねるシーンはあったが、ゲートに収まり、いざレースになれば走りは実にスムーズだった。二の脚の速さでスッと2番手へ。逃げ馬の動きをじっくり見定め、直線でGOサインを受けると1完歩ごとに差を詰める。そして最後はねじ伏せるように先頭でゴールした。 ルメールは「ちょっと他の馬を気にしたけど、最後は能力を見せてくれた。まだ伸びしろがありますね。距離はもっとあっていいと思う。千八から二千くらいは大丈夫」と今後への期待を膨らませる。馬名にふさわしい季節が来るころには、さらに進化した走りを見せてくれそうだ。