万博決定で招致委幹部が会見(全文1)オールジャパン体制での招致が第一の勝因
2025年万博の大阪開催決定を受け、万博誘致委員会の榊原定征会長(経団連名誉会長)と大阪府の松井一郎知事らは26日午後、都内で記者会見を行った。 【動画】万博誘致委の榊原会長、松井知事らが都内で会見(2018年11月26日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードはYouTubeのTHE PAGEチャンネル上の「万博誘致委の榊原会長、松井知事らが都内で会見(2018年11月26日)」に対応しております。 ◇ ◇
万博招致委・榊原会長が勝因を語る
櫟:それでは記者の皆さま方、お待たせをいたしました。ただ今から2025日本万国博覧会誘致委員会の2025年万博誘致結果に関わる記者会見を開始させていただきます。私は誘致委員会事務総長の櫟でございます。進行役を務めさせていただきます。本日の進行といたしましては、まず冒頭に誘致委員会会長の榊原からご発言をさせていただきまして、そのあと質疑応答という順番で進めさせていただきます。では、誘致委員会会長、榊原からご発言でございます。 榊原:誘致委員会の会長を務めております、榊原でございます。記者の皆さまにおかれましてはお忙しいところご出席いただきまして、ありがとうございます。ご案内のとおりでございますけれど、先週11月23日にパリで開催されましたBIEの総会において、2025大阪・関西万博の開催が決定いたしました。一昨年、昨年の3月以来、誘致活動を進めてまいりましたが、オールジャパンの体制で進めてまいりましたが、誘致活動、ご参加、ご協力いただいた皆さま方にはこの機会にあらためて感謝を申し上げたいと思います。勝因について3つ、私からコメントしたいと思います。 まず勝因の第一は、先ほど申し上げましたように政府、それから国会議員の先生方、それから地元大阪府、大阪市、経済界、国民、まさにオールジャパンの体制で強力な体制で誘致活動を進めてきたと、これを世界各国から評価していただいたと。これが一番目の勝因であると思っております。 2番目はわれわれの大会のコンセプトですね。テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」ということでございます。その内容は、今、国が進めていますSociety 5.0のプロジェクトの展開を通じて、国連が掲げる持続的開発目標SDGsの解決を図ろうと、大阪万博の場でその姿を世界の方々に見てもらおうと。SDGsの達成のための、日本がフロントライナーになるんだと。そういったコンセプトを展開した。これが加盟国から高くご評価いただいた点であるというふうに思っています。これが2点目。 3点目は、やはり日本の魅力、それから大阪の魅力、関西の魅力と、こういうことに対して世界各国の方が強い関心を示していただいた、ということだろうと思っています。こういった日本の総合力をご評価いただいた上での今回の誘致決定ということであろうと思っております。 2025年まであと7年間でございますが、それほど十分な時間であるわけではございませんので、早速新たな体制をつくって、今度は実行体制をつくって進めていくということでございますけれども、夢と希望あふれる素晴らしい万博にするように、これから頑張っていただきたいと思いますので、記者の方々も引き続きご関心を持って見守っていただきたいと思います。私からは以上でございます。 櫟:それではご質問をお受けしたいと存じます。挙手をいただきましてご指名をさせていただきますのでよろしくお願いいたします。恐れ入りますがご所属とお名前をおっしゃっていただきまして、どなたへの質問かをおっしゃっていただいて、ご質問をお願いいたします。それではどうぞ。はい、どうぞ。