万博決定で招致委幹部が会見(全文1)オールジャパン体制での招致が第一の勝因
万博招致が日本経済に与える影響は
読売新聞:読売新聞の【セガワ 00:12:05】と申します。榊原会長にお伺いしたいんですけれども、先ほどのお話に絡みまして、現時点の報道によりますと次の新組織のトップとしては現経団連会長の中西さんの名前が挙がっているということなんですけども、今日は朝、ちょっと記者団に対してまだ話が入ってないと。来たら考えるようなことをおっしゃっていたんですけれども。現会長として、中西さんに何か呼び掛けることがあるのかとか、具体的な、政府が決めるということだったんですけども、その具体的な人選のプロセスっていうのは当然、こちらのほうでも絡むと思うんですね。その辺のアプローチをどのように考えているのかっていうのがまず第1点と。 あと今回の大阪万博、決まる前はこちらのほうではあまり盛り上がりが欠けているのかなと気はしましたが、ここにきてだんだん盛り上がりつつあると。ポスト2020年の経済対策として、どういうふうに景気を腰折れさせないかっていうの、課題になっていたんですけども、今回の決定というのが今後どういうふうに日本経済に波及していくことを期待しているのか、という2点お伺いしたいと思います。 榊原:先ほどから申し上げておりますけれども、新たな体制については年内をめどに政府が決めるということですので、人選を含めてこれは政府の専権事項だと思っていまして、私がコメントを申し上げる立場ではありませんので、コメントを差し控えたいと思います。それから盛り上がりですけども、これからですけども、2020年にオリンピック・パラリンピックが開催される。これは今まで、ほかの国の事例、例えばロンドンもそうでしたし、先だってのリオもそうですけども、オリンピックのあとに景気の仕組みというのがどの国も経験しておりますので、日本の場合、オリンピックが開催されたあと、ワールドマスターズゲームズなどがございますけれども、大きな国際的な規模の行事が2025年に決まったということは、【2025年後 00:14:09】の、オリンピックのあとの経済の停滞というのを食い止める。むしろそれを発展を続けていく大きなモチベーションになるというふうに思っていまして、極めて日本経済の持続的発展にとっては、大きなプラス材料であったと思っています。 これはご案内のとおり昭和39年にオリンピックが開催されて、その6年後、45年に大阪万博があったわけでございますけど、それと同じような関係になるわけですね。今回は5年後ですけども、そういった形で日本の経済成長を牽引する大きな力になるだろうというふうに思っておりますし、ぜひそういう形に持っていきたいなというふうに思っています。経済効果もわれわれの試算では2兆円と言っています。それから来場数も2800万人と言っていますけれども、これはたぶんもっと上回る形になってくるんじゃないのかなという期待をしていまして、これは持続的な経済発展の大きな力になるというふうに信じていますし、そういうふうにしていきたいなというふうに思っているところです。 櫟:はい、じゃあ最前列の方。 【書き起こし】万博決定で招致委幹部が会見 全文2に続く