ハライチ「澤部」の抜けた穴は大きかった…「なりゆき街道旅」迷走で問われる「ハナコ」のMC力
フジテレビの日曜お昼の旅バラエティー番組「なりゆき街道旅」が再リニューアルした。昨年4月に初代MCのハライチ・澤部佑(38)からバトンタッチされたのが、お笑いトリオ・ハナコの岡部大(35)、秋山寛貴(33)、菊田竜大(37)の3人だった。だが、この10月からメインの旅人は岡部のみに。何があった? 【写真を見る】「頑張れば頑張るほど逆に白けて…」 ザンネンすぎる「ハナコ・菊田」の空回り発言集 ***
もちろんハナコの残りの2人が番組に関わらなくなったわけではない。秋山はオープニングで旅エリアの定番スポットを紹介するナレーションを、菊田はエンディングの「旬Walker」というコーナーを担当している。もっとも、メインのナレーションはこれまで通り伊藤利尋アナが担当。また、「旬Walker」が始まったため若手芸人がリポーターを務める「なり調」のコーナーは終了した。何のためのリニューアルだったのだろう。民放プロデューサーに聞いた。 「ハナコの3人をバラすため、岡部ひとりにメインを任せたのでしょう」 デイリー新潮は2023年4月30日配信の「3月で降板した『なりゆき街道旅』に澤部佑が“乱入” 前代未聞の出演で問われる、後輩『ハナコ』の実力」で、ハナコのMCが不評であることを報じた。 「昨年4月の最初のリニューアルでMCのハナコの3人に加えゲストと出演者が増え、座組のアンバランスさに違和感しかありませんでした」 もともと澤部ひとりで仕切っていた番組なのだから違和感は大きかった。
半世紀近く続くナベプロ枠
「ハナコのほうがゲストより悪目立ちしたり、ズレた絡み方をして場の空気を悪くしたり、彼らが仕事をしようと頑張れば頑張るほど逆に白けてしまうことも多々ありました。結局、ハナコ3人の役割分担ができていなかったわけです。ゲストや番組を回す実力不足が、再リニューアルの要因だと思います」 なぜハナコが2代目MCに選ばれたのだろう。 「彼らがワタナベエンターテインメント所属だからです。初代MCの澤部も同じワタナベです。『なりゆき街道旅』が放送されているフジの日曜お昼の枠は、1976年にスタートした『クイズ! 家族ドレミファ大賞』以来、半世紀近く続く渡辺プロダクションの制作枠だからです」 澤部が「なりゆき街道旅」を降りたのは、ハライチがフジのお昼の帯番組「ぽかぽか」のMCに就任したからと言われている。 「『ぽかぽか』は毎日3時間の生放送です。それに加えて2時間の旅番組のロケとなるとスケジュールの確保が難しくなったのでしょう。そこでナベプロ所属のお笑いタレントのコンテスト、『ワタナベお笑いNo.1決定戦』で2度の優勝経験があるハナコが抜擢されたのかもしれません」 もっとも、澤部時代の「なりゆき街道旅」も最初から人気だったわけではない。