エヌビディア次第の日本株相場で買い安心感のある3銘柄
8月28日に最新四半期決算の発表を予定しているエヌビディア。その内容に市場関係者の関心が集まっている(写真:ブルームバーグ)
8月23日の東京株式市場は、前日の米国株市場でダウ平均株価が反落したものの、外国為替市場で円安が進行したことから、買い優勢のスタートとなった。ただ、前場後半にかけて円高が進行したもあり、一時は前日比でマイナス圏の推移となった。 後場に入って、参議院の財政金融委員会の閉会中審査で日本銀行の植田和男総裁が金融政策の考え方について「私と内田(真一)副総裁に違いはない」と述べたことから、ハト派姿勢を示したとの受け止めが市場に広がり、その後はプラス圏での推移となった。最終的には前日比153円高の3万8364円と続伸して引けた。 来週(26~30日)は、現地時間の28日に発表されるアメリカの半導体大手エヌビディア(NVDA)の決算内容に左右される展開が予想される。内容が市場の期待に届かなかった場合は波乱も予想される。 日経平均は過去の株価推移から判断して滞留日数が多かったレンジに近づいており、戻り待ちの売りが増えそうだ。来週の日経平均の想定レンジは3万7500~3万8700円とする。
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冨田 康夫