「訳あり」だけど中古で安く買える高性能車 10選 マニアックなモダンクラシック
2. メルセデス・ベンツCLS
長所:発売当初よりも外観がさらに良くなった パワフルなエンジン 素晴らしいAT 短所:高級車特有の悩み ガソリン車の維持費が高い 燃費が良くない 価格帯:2500~1万ポンド(約50~200万円) 4ドア・クーペという言葉は、「モダンクラシック」という言葉と同様に矛盾した表現である。しかし、メルセデス・ベンツEクラスをベースにしたCLSは、発売されるやいなや、瞬く間にアイコン的な存在となった。 その曲線的なボディは当時、他に類を見ないものであったが、メルセデスならではの高級感とセンスはしっかりと備えていた。 全バージョンに後輪駆動と7速オートマチック・トランスミッションが搭載され、エアサスペンションはオプションであった。 標準装備には、ハーフレザー、電動調整シート、クライメートコントロール、アダプティブ・クルーズ・コントロール、パーキングセンサーなどが含まれている。 今日、多くの中古高級車と同様に、CLSは安価である。そして、同じように数多くの問題を抱えている。 主な問題は初期のガソリン車に搭載されたバランサーシャフト、ガソリン車とディーゼル車に搭載されたトランスミッションの速度センサー、そしてディーゼルエンジンの吸気ポートのシャットオフモーターである。ある熱心なオーナーは、初期のガソリン車には一切手を出さないと語っていた。
3. フォード・フィエスタST
長所:エキサイティングなエンジン 動力性能がうまくまとまっている 実用的なハッチバック 短所:酷使されている個体もある エンジンに多少問題あり どこでも見かける 価格帯:4000~1万ポンド(約80~200万円) フォードのパフォーマンスモデルは、何世代にもわたって英国人を魅了し、夢中にさせてきた。そして今日、7代目フィエスタSTは英国の中古車市場で最も価値の高いフォード車かもしれない。 7代目フィエスタには、他のパフォーマンスカーにはない誠実さがある。ありふれたハッチバックと比べて、予算を上乗せした分の価値がある。 それは主に、最高出力181psまたは200psの刺激的なターボチャージャー付き1.6L 4気筒エンジンによるものだ。 シャシーのバランスは驚くほど良く、6速マニュアルのシフトチェンジは完璧で、ステアリングもほとんどテレパシーのように操れる。これほど安価でこれほど楽しいクルマは、そうそう手に入らない。 ここで注意すべき大きな点は、中古のフィエスタの多くは改造されているということだ。母親のような説教は控えるが、ギアチェンジの際には妙な震えがないか耳を澄ませ、感じ取ってほしい。もしあれば、それはデュアルマスフライホイールからシングルマスフライホイールに交換したためにシンクロリングが摩耗していることが原因かもしれない。 200psのフルパワーエンジンを求めるなら、特別仕様のST200を選ぶしかない。より希少で高価なため、20ps弱の追加にどれほどこだわるか、よく考えてみるべきだろう。