「訳あり」だけど中古で安く買える高性能車 10選 マニアックなモダンクラシック
6. ロータス・エリーゼ
長所:史上最高のスポーツカーの1台 トヨタ製エンジンは信頼性が高い シンプルな内装 短所:初期モデルにはローバーKシリーズエンジンが搭載されている 頻繁なメンテナンスが必要 雨天時の扱いが難しい 価格帯:1万~5万ポンド(約200~1000万円) そう、エリーゼのシリーズ2(S2)だ。今ではシリーズ1(S1)と同じくらいの値段になってきているが、人によっては初期モデルほどクールでもレトロでもかわいらしいとも思えないかもしれない。しかし、エンジンに関しては大幅な改善が施されている。 筆者はS1を一度だけ運転したことがあるが、ローバーKシリーズエンジンは、冷却系統の維持があまりにも面倒だと判断した。 もちろん、これを読んでいる方の中には、ヘッドガスケットの交換なしで月まで行って帰ってきた完璧なKシリーズをお持ちの方もいるかもしれないが、そうでない人も多い。 ロータスは2004年にKシリーズをトヨタの1.8L ZZ-GEエンジンに置き換える決定を下したが、111S Kシリーズは2006年まで販売されていたことを忘れてはならない。この年を境に、エリーゼは完全にトヨタ製エンジンに切り替わった。
7. ポルシェ911
長所:バラエティが豊富 ハンドリングが素晴らしい 日常的に使える 短所:高額な故障がいくつかある 完全な整備記録のある個体を見つけるのは難しい 空冷ではない 価格の目安:1万~7万ポンド(約200~1400万円) これは、特にクラシックカーとモダンカーのどちらが良いかという議論においては、非常に重要なクルマである。水冷911の最初の世代であるため、一部のクラシックカー愛好家は裏切りと非難するかもしれない。 幸いにも、このことが996世代の価格をある程度抑えており、中古車市場でもかなりお買い得な1台となっている。 発売当初はクーペのみで、3.4Lのフラット6エンジンを搭載し、最高出力は296ps、6速マニュアルまたは5速ティプトロニックのオートマチック・トランスミッションが選択可能であった。その後、「メツガー」エンジンを搭載した高性能モデルが続いた。 まず最高出力360psのGT3、次に414psのターボ、そしてトップは462psのGT2である。 2002年のマイナーチェンジで3.4Lは廃止され、ポルシェの可変バルブタイミング機構バリオカム2を搭載した最高出力316psの3.6Lが採用された。また、「目玉焼き(フライドエッグ)」ヘッドライトも「涙目(ティアドロップ)」形状に変更された。 しかし、このモデルならではの問題もある。リアメインシール(RMS)の問題、シリンダーヘッドのひび割れ、インターミディエイトシャフト(IMS)の故障、シリンダーライナーの破損などに関する記事を読んだことがあるかもしれない。これらはすべて比較的まれなケースであり、条件次第でもあるが、それでも発生する可能性はあるので、細心の注意を払いたいところだ。 ターボには、ポルシェのGT1レーサーを成功に導いた改良版「メツガー」エンジンが搭載されているため、同じ故障に悩まされることはない。しかし、それでも徹底的な点検を行う価値はある。