目標を得て決勝進出一番乗りを狙う嘉永

　久留米競輪の開設75周年記念G3「第30回中野カップレース」は3日目を迎える。見応えたっぷりの準決3番だ。注目は10R。4車で結束する九州勢が本線形成。番手回りの嘉永泰斗（26＝熊本）に期待した。 　【10R】北津留へのズブズブ決着だ 　九州4車が上田―嘉永―北津留―園田で結束。先頭を買って出た上田が積極策に出れば、同期の嘉永が気持ちに応えてタテに踏む。北津留へのズブズブ決着が有力だ。 　タテにヨコに俊敏な森田が不気味な存在になりそう。流れ次第では九州勢のどこかを分断する可能性も。混戦になれば阿部が突っ込む。 　＜1＞北津留翼　もう少し余裕があれば…。熊本勢の後ろで九州3番手。 　＜2＞新村穣　反省点はあるけど、状態は最近の中ではいい方。自力。 　＜3＞嘉永泰斗　前回から新車で、今回はシューズを替えて前回よりもいい感じ。上田君へ。 　＜4＞上田尭弥　落ち着いて走れている。前回からの新車の感触も悪くない。九州の先頭で自力。自分から（前でやると）伝えた。 　＜5＞森田優弥　上半身を意識して乗って、初日よりも感触が良かった。自力。 　＜6＞近藤隆司　レースが詰まっていて緊張感なく平常心で走れている。新村君。 　＜7＞阿部力也　余裕はなかったし、後輪が滑って前を取れなかったので、捲りのブロックくらいはしたいと思っていた。自転車は重い。初日も連係した森田君。 　＜8＞久田裕也　1年ほど前に使っていたフレームに換えたのが大きい。俊敏に動けた。単騎で自力。 　＜9＞園田匠　日に日に良くはなっている。九州4番手。